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五所川原レジデンス アーティスト大会プログラム

2011 年大会は開催されません。2012 年大会についての情報は後ほど更新して参ります。

2009 年大会は、青森県津軽金山にて 7 月 1 日から 7 月 31 日まで開催され、12 人の海外陶芸アーティストたちが招待されました。このプログラムは、陶芸と窯焼の技術やアイデアを交換しあうことに焦点が置かれ、スポンサーは世界の陶芸家たちの相互理解と協力の推進を目指しています。

コミュニケーションは主に英語と日本語で行われます。

毎年、新しい窯の作成や、新しい窯焼きなどのイベントがあります。窯焼きの経験は望まれますが、必須ではありません。

2009 年には、塩窯作りがプログラムの中心でした。基本設計はアメリカの窯製作者ジョン・ベイモア氏によるものでした。塩窯焼の経験や窯構築の経験の有無を問わず、プログラム参加者がこのイベントに参加しました。

主催者側から提供されるもの :

金山では、参加者は工房、窯、宿泊施設を共同で使用します (宿泊は一室につき2名)。食事、部屋代、土などの材料費はプログラムから支払われます。参加者は五所川原までの交通費および付帯費用を自己負担してください。

主催者側から提供されるものは次のとおりです :

  • Eメールなどのためのコンピュータ3台
  • 自宅への通話のためのインターネット電話 (時間制限有り)
  • シャワーと洗濯機 (乾燥機はなし)
  • 食事準備のためのキッチンの使用
  • 土4種類: 磁器土、磁器ブレンド土、 金山土 (信楽土との50/50ブレンド)、信楽土 粘土はブレンドさせたりグロッグと混ぜ合わせることもできます。
  • 作業テーブル、ロクロ、たたら機
  • 白い磁器用泥漿粘土とグロッグは提供されますが、釉薬は釉薬の材料は提供されません。
  • 注意: 陶芸用基本ツールや個人的に必要になるようなツールは提供されません。自分で用意してください。

食事
このプログラムでは、パタタ レストランのスタッフが用意するバイキング形式の昼食と夕食が提供されます。また、パン、ミルク、たまご等を用意した小さなキッチンがあり、朝食を自分で作ることができるようになっています。それ以外の食料品は参加者自身で用意してください。

金山での基本的な食事は日本の家庭料理で、種類豊富なシーフード、豆腐、新鮮な野菜を、主に味噌や醤油で味付けされています。肉料理には、ポーク、ビーフ、またはチキンを使っています。各食事には複数の料理を用意します。白いご飯も毎食出ます。

食事制限のある参加者は、大会主催者まで前もって連絡してください。制限に合せた食事を用意します。

参加者に求められるもの :

異文化への興味を強く持って、共同生活を楽しんでください。

プログラム前半にてジョン窯でオートン コーン 14 番で焼くための小さな素焼(4つから8つ)を持参してください。

大会中作成された作品は、プログラム運営費用援助のため一般客に販売されます。

自分の道具、染料、顔料など関連材料を持ち込むことができます。基本道具や個人的に使用するものは金山では通常用意されません。金山の窯のほとんどが釉薬の使用には適していませんので、ご了承ください。また、窯焼きはオートン コーン 14 番程度で行われます。

このプログラムでは、各アーティストに自国から最低 1 作品を持ち込んでいただき、大会のために寄付してくださるようお願いしています。この作品は展示および販売されます。

各参加者は大会中簡単な 30 分程度のイブニング レクチャーを開いてください。互いを知り合うよい機会になります。トピック例は、略歴と作品、アーティストのコミュニティ、自国での窯焼などです。 DVD、ビデオ、コンピュータを使ったプレゼンテーションをできるだけお願いしますが、フィルムのスライドショーも可です。

プレゼンテーションに必要な標準音声映像設備は用意されます。プレゼンテーションには、どんな OS にも使用できるフォーマットのもの、 PowerPoint や OpenOffice といった一般的なソフトウェアを使用してください。また、プレゼンテーションを円滑に進めていくため、ファイル保存には DVD ではなく CD を使用し、出発前に自分のプレゼンテーションをテストしておいてください。自分のノート型コンピュータを持参していただいてもかまいません。

自分の陶芸テクニックを他の参加者と一緒に実演してみてください。

7月の土曜日 (日程は未定) を利用し一般の人を招いて金山で陶芸祭りが開催される予定です。参加アーティストはロクロや手こねの実演をしたり、子供陶芸教室を手伝ったり、短い講演、低温焼成の実演をするなどして、陶芸祭りに参加していただくようお願いいます。

金山は常時一般公開されています。陶芸の指導や実演も含め、出来る限り一般訪問客とコミュニケー ションを持ってください。個人客のほかに、10人、30人規模の団体客もバスで訪問します。大会では英語が最もよく使われる言語ですが、基本的な日本語や津軽弁も学んでいくアーティストもいます。金山を訪ねる人たちみんなとのコミュニケーションを楽しんでください。

滞在期間 :

7月1日に金山到着、7月31日に金山を出発します。

アーティストの方には満1ヶ月間滞在されることを推奨します。1ヶ月未満の滞在も可ですが、金山での生活や大会に慣れていただくため、また窯焼に参加するには、最低 2週間は滞在してください。プログラムに参加するためには、滞在の期間をはっきりと決めてください。

大会の雰囲気 :
金山での雰囲気はカジュアルでエネルギーに溢れています。合宿しながら作品を作り、窯の準備や製作、窯焼きをするのは、肉体的にも精神的にも大変ですから、大会に申し込む時点で自分の健康を確認してください。また、日本の夏は蒸し暑いので、気候も考慮してください。

津軽金山焼は大会中もフル回転で操業しています。団体ツアー、家族連れ、学校の社会見学など、毎日大勢の訪問客がありますから、陶芸に興味のある人々と接する機会に多く恵まれます。

参加アーティストの展示会 :

アーティストの作品展示会は2009 年プログラム期間中に別途開催されます。参加者は販売用のオリジナル作品を持ち込むか郵送してください。各アーティストの売り上げの 80% はアーティスト自身のもので、残りの 20% は金山でのこのプログラムのために寄付していただきます。

この展示会は、地元の人々の陶芸への理解を深めていただくことを目的としています。展示会場は金山ギャラリーまたは大会工房近くです。

各アーティストに約 90cm X 180cm の個人展示スペースが割り当てられます。作品のサイズによりますが、10 点から 30 点の作品を展示できます。作品の価格やディスプレイはアーティス トが行ないます。価格設定は一般の人が手に届く範囲のもの、500 円 (5 米ドル) から3 万円 (300 米ドル)の範囲でお願いします。商品となる作品を郵送で金山に送り、売れ残り 品を持ち帰るアーティストもいますが、これは日本からの発送はほかの国と比べ高くためです。気をつけてください。

大会中について :

大会中は、ジョン窯、灰かぶり窯、塩窯の 3 つを窯焚きする予定です。金山での作陶スケジュールは、登窯などの窯焼きにより左右されます。事前に許可を取っていれば、窯焼き作業に関わることも可能です。

[このサイト] のリンクにある窯と各窯で焼かれた作品の説明をよくお読みください。これを参考に作品のかたち、表面仕上げや機能に関していろんな研究をしてみてください。

金山彫刻の庭に最低 1 作品 (大型のもの) を製作してください。金山に来る前または到着すぐに作品のデザインを練っておくと、窯焚きに間に合います。

各窯焼きの後には 1 日の休日があります。温泉、美術館、ショッピング、観光などが企画されています。また、五所川原のお店やモダンなショッピング センターを訪ねる機会もあります。

大会中に作られた作品 :

大会期間中多くの作品が作成されますが、これらの作品は、大会運営費用に充てるため、一般客に展示販売されます。この売り上げは 100% 今後の大会運営への寄付となります。

アーティストは期間中に作成し た作品をひと焼につき1つ持ち帰ることができます。アーティストやほかの参加者の作品は、金山が設定した小売価格の30%引きで購入できます。これらの作 品の自宅への発送は自己負担となります。

トラベル :

五所川原市の最寄空港は青森空港で、東京羽田、名古屋、大阪、ソウル、その他日本各都市の空港からアクセスできます。JRでも青森市および五所川原 市にアクセスできます。青森駅から五所川原へのバスをご利用ください。東京-五所川原間直行の夜行バスもあります。詳細は、[リンク]ページをご覧くださ い。

参加者は、大会スタッフがバスやJR駅、空港への送迎できるよう、到着および帰国時間の詳細を必ず知らせてください。

参加者で JR レールパスを使用する予定の方は、日本到着時に JR レールパス発行手続きをしてください。パスの利用有効期間はいつでも設定できます。五所川原では JR レールパスの発行や交換はできません。このパスは日本到着前に必ず購入してください。購入前にパスの規約を確認してください。

日本での旅情報 :
この大会前後に日本を旅したい参加者も多いと思います。大会中は時間に追われて旅行はできませんが、大会後に新しい友人と旅をする人もいます。旅の予約は各自で行ってください。

各窯焼きの後に 1 日休日があります。温泉、美術館、ショッピング、観光が企画されています。

五所川原への食料品など必需品の買い物はグループで行います。その他の個人的な外出が必要な場合はタクシーと自転車が利用できます。

ビザ :

アメリカ合衆国などから来日する場合、3ヶ月以内の滞在であれば、ビザを事前申請する必要はありません。国によっては、前もって日本大使館からビザ を取得しておかなければなりません。必要であれば、ビザ取得に必要な招待状を大会が用意します。早めに日本大使館に連絡を取ってください。利用する航空会社によってはさらに満たさなければならない条件があるかもしれません。

その他 :

これまでに、参加者が集まって韓国やギリシャなど外国の食事会を催すこともありました。料理好きな方は是非自国の料理を披露してください。興味のある方は地元の食材と外国の食材やハーブを合わせてみてください。

大会参加者の友人やゲストは日中気軽に訪問できるようになっています。訪問を計画するときはスケジュールを確認してください。ゲストが宿泊を希望する場合は、五所川原市にホテルがありますのでそちらをご利用ください。

特別な情報が必要なアーティストには、電子メールおよび金山到着後に連絡をします。

予想もしなかったことが一番楽しい思い出だったりします。すべて楽しんでください。

Goshogawara International Woodfire Festival